医療の心得と対処|横浜市都筑区の内科・小外科。漢方療法も行っております

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医療の心得と対処

風邪の『心得』と『対処』

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「風邪は万病の元」と言う言伝えがある。
賛成です。
しかし、どうして風邪を引くの?風邪は引くべき時に引くと私が考えています。
風邪ひく原因は肉体的、精神的な疲れとストレスに起因する体の不都合を解消するために引くのです。
「あの人に風邪を移された」と悔しく訴える人が多い。診察室では、私は「風邪は引くべき時に引く。風邪は病気ではない。風邪に正しい対処をすれば、人が初めて元の健康状態を取り戻せるのです。貴方が助けられたのです。感謝すべきです。」と私の考え方をなるべく伝えるようにしています。

心得

風邪は病気ではない。
風邪は自己浄化・自己調整・自己活性化の現れであり、自然治癒力の発動を意味している。
風邪の症状(発熱、発汗、咳、痰、鼻水、嘔吐、下痢、倦怠感、食欲不振、痛みなど)の一つ一つは意味を持っている。
発熱、発汗、咳、痰、鼻水、嘔吐、下痢は自己浄化・自己調整・自己活性化につながる。
これらの症状をただひたすらに押さえるべきではない。
倦怠感(だるい)、食欲不振、痛みは体からのメッセージである。
倦怠感に安静と休養、食欲不振には絶食或いは少食を持って対処すべきである。
痛みには痛くならないように生活するのが一番、それが出来ない時、特に痛みが自然治癒力の妨げになっている時には止むを得ず痛み止めを使うが、必要最小限に止めるべきである。

対処

この基本的な対処法は風邪が治り、体が完全に癒され、風邪になる前よりも体調が良くなるまで、続けて下さい。
体調が良くなってからも、数日かけて、体調に注意しながら、ゆっくりと生活、仕事の強度を上げながら、本来の生活に戻って行って下さい。

  1. 飲水:いい水を細めに正しく充分に補給する事。

    いい水と言うのは自分に合うミネラルウォーターのことである。
    高熱・多汗・嘔吐・下痢の時に、塩分を含むスポーツドリンクが必要になる。
    お茶・コーヒーは避けるか、少な目に、飲む前に必ず充分にいい水を取っておくこと。

  2. 食事:風邪の時の食事は腹七分目以下、食欲がない時には無理に食べないこと。

    消化、吸収しやすい、水気の多いものを、一回の摂取量を減らし、必要あれば、回数を増やす。
    刺激物(味の濃いもの、辛いもの、油で揚げたもの、焼いたもの、チョコレート・ピーナッツ・ポテトチップスなど、体から潤いを取ってしまうもの)は避ける。
    炭酸飲料、缶ジュース、缶コーヒーなども避けた方がいいでしょう。体が冷えている時には生姜がお勧めです。

  3. 運動・労働:出来るだけしない事。

    運動・労働よりも睡眠と安静休養を大切にして下さい。

  4. 間食:食事を少なめにする代わりに、適宜に間食を取る。

    体がカロリーを要求する時(例えばお腹がすく時)は適当の間食で補う。
    チョコレート・ピーナッツ・ポテトチップスなど体を乾燥させる物を避け、ジェリー・プリンの様な、消化しやすい、水気の多い物を取って下さい。
    ビタミン・ミネラル・水分・消化しなくでも吸収できる栄養分を含むジェリータイプのカロリーメートの様な物がいいでしょう。

  5. 睡眠と休養:今迄以上の睡眠と休養を取る。

    睡眠は二割増する。出来るだけ安静にして休養を取る(特にだるさを感じる時に)。

  6. 心の癒やし:忘れずに。

    精神的な刺激を避け、テレビは見ない、リラクゼーションになる音楽を睡眠休養しながら聞くといいでしょう。

  7. 改善傾向が見られない時、早めにかかりつけの医者に診て貰うこと。

当院では風邪の早めの治療には漢方を勧めています。
医療には『調和の医療』と『制御の医療』があると私が考えています。
近代西洋医学に基づく医療の殆どは『制御の医療』であり、病気の進行を食い止めるか、遅らせることしか出来ません。
生体を健康状態には戻せないのです。
自分の力或いは自然の力を借りても、病状の悪化のコントロールが難しい時には、やはり近代西洋医療が必要となる。
しかし、必要最小限に止(とど)めるべきだと私は思います。
一方、『調和の医療』は健康の維持増進、病気の予防に役立ち、本当に生体を健康状態に戻してくれるのです。
早期及び回復期では生活の注意(上記の対処法)は絶対に必要であり、漢方療法が非常に役立つので、当院では特に推奨しています。
どうしても漢方が飲めない時、近代西洋の薬を最小限にして、上に述べた対処を倍、倍以上、体調が完全に良くなり、風邪ひく前よりも確実に健康感を味わうまで実施するほか、方法はないと私は思います。
どうぞ、健康と体調をお大事にして下さい。健康と体調が維持できれば、風邪を引く必要がなくなります。

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